メンテナンスフリーに近い外壁を実現する素材選びと維持管理のポイント

2022.04.23

メンテナンスフリーに近い外壁を実現する素材選びと維持管理のポイント

住まいの美観を保ち、建物を長持ちさせるために欠かせないのが外壁のメンテナンスです。しかし、定期的な塗り替えや補修には多額の費用と手間がかかるため「できるだけメンテナンスの手間を減らしたい」と考える方は少なくありません。厳密に言えば、永久にメンテナンスが不要な「完全なメンテナンスフリー」の外壁材は存在しませんが、素材選びや工法の工夫によって、メンテナンスの間隔を大幅に延ばすことは可能です。本記事では、メンテナンスの手間を最小限に抑えるための外壁材の種類や、高耐久な塗装の選び方、そして株式会社明康が推奨する長寿命な外壁維持の秘訣について解説します。

目次

メンテナンスフリーな外壁を正しく理解する

外壁を検討する際によく耳にする「メンテナンスフリー」という言葉ですが、住宅業界においては「一般的な外壁材よりも格段に耐久性が高く、手入れの回数が少なくて済む」という意味で使われるのが一般的です。

「メンテナンスフリー」はメンテナンスが一生不要という意味ではない

どれほど強固な素材であっても、日本の厳しい気候環境下では、紫外線や風雨、温度変化の影響を避けることはできません。例えば、素材自体の耐久性が30年以上あっても、部材同士をつなぐシーリング材(目地)が先に劣化し、雨水の浸入を招くケースが見受けられます。したがって、メンテナンスの間隔を最大化できる素材を選びつつ、定期的な点検で軽微な不具合を早期発見することが、真の意味でのメンテナンス負担軽減につながります。

ライフサイクルコストの視点で考える重要性

初期費用(イニシャルコスト)が安い外壁材は、10年前後での塗り替えが必要になる場合が多く、30年〜50年という長いスパンで見ると、トータルの費用が高くなる傾向にあります。一方で、初期費用が多少高価であっても、メンテナンス周期が20年〜30年と長い素材を選べば、結果として将来的な支出を抑えられます。家を建てる際やリフォームを検討する際は、目先の価格だけでなく、将来の修繕費を含めたライフサイクルコストを計算に入れることが賢明です。

メンテナンスの手間を減らせる外壁材の種類

ここでは、具体的にどのような外壁材がメンテナンス性に優れているのか、主要な3つの素材を挙げます。

耐久性に優れたタイルの特徴

タイルは土や石などを高温で焼き固めた素材であり、非常に硬質で傷がつきにくいのが特徴です。紫外線による変色や退色がほとんどなく、吸水率も極めて低いため、素材自体の劣化はほとんどありません。ただし、タイルを貼り付けている下地や目地のメンテナンスは必要となるため、その点には注意を払う必要があります。

耐食性が高い金属系サイディング(ガルバリウム・エスジーエル)

アルミニウムと亜鉛の合金メッキを施したガルバリウム鋼板、さらにその耐食性を高めた「エスジーエル(SGL)」は、軽量で建物への負担が少なく、メンテナンス性にも優れています。ひび割れ(クラック)の心配がなく、定期的な水洗いを行うことで、長期間にわたり美観と機能を維持することが可能です。モダンな外観を好む層にも非常に人気があります。

劣化に強い樹脂サイディングのメリット

北米で高いシェアを誇る樹脂サイディングは、塩化ビニル樹脂を主原料としています。素材そのものに色が練り込まれているため、表面の塗装が剥がれるという概念がなく、再塗装の必要性がありません。また、シーリングを使用しない工法が一般的であるため、シーリングの打ち替えコストも削減できます。日本ではまだ施工できる業者が限られていますが、究極のローメンテナンス素材の一つと言えるでしょう。

塗装によるメンテナンス周期の延長方法

既存の外壁材を活かしつつ、メンテナンスの手間を減らすには、使用する塗料の性能が鍵を握ります。

高耐久な無機塗料やフッ素塗料の選択

一般的なシリコン塗料の耐用年数が10年〜12年程度であるのに対し、フッ素塗料は15年〜20年、さらに高性能な無機塗料では20年〜25年以上の耐久性が期待できます。無機塗料はガラスや石などの無機物を主成分としており、紫外線のエネルギーで破壊されにくいため、長期間にわたって塗膜を保護し続けます。一度の塗装費用は高くなりますが、塗り替え回数を減らせるため、トータルコストの削減に大きく寄与します。

シーリング材(コーキング)の耐久性にも注目

外壁の防水性を支えるシーリング材ですが、一般的なものは5年〜10年で硬化し、ひび割れが発生します。せっかく高耐久な塗料を使っても、シーリングが先に傷んでしまっては、そこから雨水が浸入し、建物内部の腐食を招きかねません。現在では、20年〜30年という長寿命を誇る高耐久シーリング材も開発されています。塗料の耐用年数に合わせ、同等の耐久性を持つシーリング材を選ぶことが、メンテナンス効率を高める重要なポイントです。

外壁の劣化を放置することのリスク

メンテナンスを先延ばしにすることは、一時的な費用の節約にはなりますが、建物全体に深刻なダメージを与える原因となります。外壁のひび割れや塗膜の剥がれを放置すると、雨水が構造材に浸入し、柱や梁を腐食させたり、白蟻を誘発したりします。構造自体に不具合が生じると、修繕費用は塗装工事の数倍から数十倍に膨らむことも珍しくありません。資産価値を守るためにも、適切なタイミングでの対処が不可欠です。

株式会社明康が提案する「信頼」のメンテナンスプラン

株式会社明康では、お客様の大切な住まいを長く、そして美しく保つために、現場の状況に基づいた最適なメンテナンスプランをご提案しています。私たちは、単に「高価な素材」を勧めるのではなく、立地条件や将来のライフプランを詳細にヒアリングした上で、最もコストパフォーマンスに優れた方法を導き出します。埼玉県を中心に、地域に根ざした「信頼」を第一に掲げ、確かな施工技術で、お客様の住まいの「困った」を解決へと導くお手伝いをいたします。

まとめ

メンテナンスフリーな外壁を実現するためには、素材の耐用年数、目地等の付帯部、そして施工品質の3つの要素をバランスよく考慮することが重要です。完全に手間がかからない外壁は存在しませんが、適切な選択と定期的な点検を組み合わせることで、維持管理の負担を最小限に抑え、安心できる住まいを維持できます。外壁の劣化が気になり始めた方や、将来のメンテナンス費用を抑えたい方は、まずは専門家による診断を受けることを推奨します。

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