外壁にヒビが入る原因とは?種類別の危険度と放置するリスク、補修が必要な目安を解説

2022.04.25

外壁にヒビが入る原因とは?種類別の危険度と放置するリスク、補修が必要な目安を解説

住まいの外壁を点検した際、細かなヒビを見つけて不安を感じる方は少なくありません。外壁のヒビは専門用語で「クラック」と呼ばれ、建物の美観を損なうだけでなく、構造体の劣化を招く恐れがあります。株式会社明康では、京都や滋賀を中心に数多くの外壁メンテナンスに携わってきました。本記事では、なぜ外壁にヒビが発生するのか、その根本的な原因から、早急に対応すべき危険な状態の見分け方まで詳しく解説します。

目次

外壁にヒビ(クラック)が発生する主な原因

外壁にヒビが入る背景には、単一の要因だけでなく、複数の要因が複雑に絡み合っている場合が多く見受けられます。まずは主な原因を把握しましょう。

経年劣化による塗膜の乾燥と収縮

最も一般的な原因は、塗料の耐用年数超過による経年劣化です。外壁塗装は太陽の紫外線や雨風にさらされ続けることで、徐々に弾力性を失います。塗膜が硬くなり、乾燥と収縮を繰り返す過程で、表面に細かな割れが生じます。株式会社明康が点検にお伺いする現場でも、施工から10年以上経過した住宅ではこの現象が多く確認されます。

地震や地盤沈下など建物への外部振動

日本は地震大国であり、度重なる揺れは建物に大きな負荷を与えます。また、近くに大型車両が通行する道路がある場合や、線路が近い場合も、微細な振動が蓄積されます。こうした振動により建物がわずかに歪み、外壁の追従性が限界を超えた際に、大きな構造的ヒビが発生することがあります。

モルタルなどの乾燥収縮と気温変化

モルタル外壁は施工時に水を使用するため、乾燥して水分が抜ける際に体積が収縮します。この収縮応力によってヒビが入ることは、素材の特性上ある程度避けられない側面もあります。また、夏場の高温と冬場の低温による材料の膨張と収縮も、長期的に外壁へのダメージを蓄積させる要因となります。

新築時の施工不備や材料選定のミス

稀に、新築から数年で大きなヒビが発生するケースがあります。これは下地処理の不足や、塗料の希釈率が適切でなかった場合、あるいは気温が低すぎる環境下での無理な塗装などが考えられます。適切な乾燥時間を設けないまま工程を進めることも、将来的なクラックの要因になり得ます。

放置して大丈夫?外壁ヒビの種類と緊急性の判断基準

見つけたヒビをすぐに直すべきか、まだ様子を見て良いのかを判断するには、その「幅」と「深さ」に注目する必要があります。

ヘアクラック(幅0.3mm未満):経過観察

髪の毛のように細い、幅0.3mm未満のヒビはヘアクラックと呼ばれます。塗膜の表面のみが割れている状態であり、すぐに雨漏りにつながる危険性は低いといえます。ただし、ここから水が浸入し、冬場の凍結融解を繰り返すことでヒビが広がる可能性があるため、定期的な観察が推奨されます。

構造クラック(幅0.3mm以上):早急な点検が必要

幅が0.3mm以上、深さが5mm以上あるような大きなヒビは構造クラックと呼ばれ、非常に危険です。外壁材の奥深くまで亀裂が達しており、雨水が直接建物の構造部に届く状態になっています。このレベルになると、早急に専門業者による補修が必要です。

開口部付近のヒビ:雨漏りの最短ルート

窓サッシやドアの四隅から斜めに伸びるヒビは、建物の歪みが集中しやすい箇所です。これらの開口部はもともと防水処理が施されていますが、ヒビによって防水シートが切れたり隙間ができたりすると、一気に雨漏りが発生するリスクが高まります。

外壁のヒビを放置することで起こる深刻な二次被害

「少しくらいなら大丈夫」と放置を続けると、修理費用が数倍に膨れ上がるだけでなく、住まいの安全性そのものが損なわれます。

雨水の浸入による内部構造の腐食

ヒビから浸入した雨水は、建物を支える柱や土台といった木材を腐らせます。鉄筋コンクリート造の場合は、内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを内側から破壊する「爆裂現象」を引き起こします。こうなると、単なる塗り替えでは対応できず、大規模な解体修繕が必要になります。

シロアリ被害を誘発する湿気環境

シロアリは湿った木材を好みます。外壁のヒビから入り込んだ湿気は、壁の内部に停滞し、シロアリにとって絶好の繁殖場を提供してしまいます。シロアリが構造材を食害すると、建物の耐震性能が著しく低下し、大規模な地震の際に倒壊する危険性が高まります。

断熱材の劣化と壁内部のカビ発生

壁の内部に雨水が浸透すると、断熱材が水分を含んで性能を失います。湿った断熱材はカビの温床となり、アレルギー症状など居住者の健康被害を引き起こす懸念もあります。室内の壁紙にシミやカビが出てきた際には、すでに深刻な状況であるといえます。

株式会社明康による外壁ヒビの最適な補修方法

株式会社明康では、単にヒビを埋めるだけでなく、再発を防ぐための根本的な処置を重視しています。

Vカット工法による深いヒビの修繕

大きな構造クラックに対しては、あえてヒビの部分を「V字」に削り広げる工法を採用します。接地面を増やすことで、シーリング材を奥まで確実に充填し、建物の揺れに追従できる強固な補修面を作ります。この丁寧な下地処理こそが、10年後の建物の状態を大きく左右します。

下地調整と防水性に優れた塗料の選定

補修後は、ヒビが再発しにくいように伸縮性の高い「弾性塗料」などの選定を提案します。株式会社明康では、現場の状況を詳細に診断し、数千種類の塗料の中から最適な組み合わせをご提案しています。京都や滋賀の気候特性を熟知したプロが、お住まいの長期的な保護をお約束します。

まとめ

外壁のヒビは、住まいが出している重要な「SOS」です。原因は経年劣化や外部振動など様々ですが、早期発見と適切な対処が、結果としてメンテナンスコストを抑える鍵となります。幅0.3mm以上のヒビを見つけた際や、ご自身での判断が難しい場合は、プロの診断を受けることが大切です。株式会社明康では、外壁診断を随時実施しています。大切なお住まいを守るため、気になる箇所がある方はぜひお気軽にご相談ください。

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