コンクリートのクラック補修における重要性と適切な工法の選び方

2022.04.26

コンクリートのクラック補修における重要性と適切な工法の選び方

建物の外壁や基礎に発生するクラック(ひび割れ)は、放置すると構造体の劣化を早める深刻な要因となります。特にコンクリート構造物において、クラックは内部の鉄筋を腐食させ、建物全体の寿命を縮めるきっかけになりかねません。本記事では、クラックが発生する原因や種類、状態に応じた最適な補修工法について詳しく解説します。株式会社明康が培ってきた施工経験に基づき、建物の資産価値を守るためのメンテナンス知識をお伝えします。

目次

クラックが発生する主な原因と建物の影響

コンクリートは非常に強固な建材ですが、性質上、ひび割れを完全に防ぐことは困難です。まずはなぜクラックが生じるのか、その根本的な理由を理解することが重要です。

乾燥収縮による表面的なひび割れ

コンクリート内部の水分が蒸発する過程で、体積が収縮することを乾燥収縮と呼びます。この収縮に耐えきれなくなった表面が割れることでクラックが発生します。新築から数年以内に見られる多くのひび割れは、この乾燥収縮が原因となっているケースが目立ちます。

地震や不同沈下による構造的ダメージ

地震の揺れや、地盤が不均等に沈む不同沈下によって建物に無理な力が加わると、大きなクラックが生じます。これらは表面だけではなく、コンクリート内部を貫通している可能性が高いため、早急な調査が求められます。構造的な要因によるひび割れは、建物の耐震性能に直結する課題です。

補修が必要なクラックの種類と判断基準

すべてのクラックがすぐに危険というわけではありません。補修の緊急性を判断するためには、ひび割れの幅と深さを確認する必要があります。

幅0.3mm未満のヘアクラック

髪の毛のように細い幅0.3mm未満のひび割れは「ヘアクラック」と呼ばれます。一般的に、構造的な強度がすぐに損なわれるリスクは低いとされています。しかし、Webサイトなどの情報だけで判断せず、塗装の剥がれや雨水の浸入経路になっていないかを専門家に確認してもらうのが賢明です。

深部に達する構造クラック

幅0.3mm以上、または深さが5mmを超えるようなひび割れは「構造クラック」として警戒が必要です。隙間から雨水が浸入すると、内部の鉄筋が錆びて膨張し、コンクリートを内側から破壊する「爆裂現象」を引き起こします。放置は大規模な修繕費用につながるため、速やかな補修が推奨されます。

クラック補修の主要な工法と特徴

現場の状態に合わせて適切な工法を選択しなければ、補修後すぐに再発する恐れがあります。代表的な2つの工法を紹介します。

Uカットシール材充填工法

クラックに沿って専用の工具で「U字型」または「V字型」に溝を掘り、そこにシーリング材や補修材を充填する工法です。接着面積を広げることで、建物の動きに追従しやすくなるメリットがあります。主に大きなクラックに対して有効な手法です。

自動式低圧樹脂注入工法

微細なクラックに対して、エポキシ樹脂を時間をかけてゆっくりと注入する工法です。ゴムの復元力を利用した専用器具を用いることで、コンクリートの奥深くまで樹脂を浸透させ、構造体を一体化させます。建物の強度を回復させる目的で広く採用されています。

クラック放置が引き起こすリスク

クラックを放置すると、建物の防水性能が著しく低下します。侵入した水分は鉄筋を腐食させるだけでなく、冬場には凍結膨張を繰り返し、ひび割れをさらに押し広げます。結果として、資産価値の低下を招くだけでなく、外壁材の剥落による公衆への被害など、管理責任の問題に発展する可能性も否定できません。

株式会社明康による外壁補修の強み

株式会社明康は、京都府を中心にマンションやビルの大規模修繕・外壁補修を手掛けています。クラック一つひとつに対して、打診調査や目視確認を丁寧に行い、最適な補修方法を提案します。豊富な施工実績を持つ技術者が、防水工事や塗装工事と組み合わせた総合的なメンテナンスプランを提供し、お客様の大切な建物を長守りさせます。

まとめ

クラック補修は、単に見栄えを良くするだけでなく、建物の構造寿命を維持するために欠かせない作業です。ヘアクラックであっても放置せず、定期的な点検を受けることが、長期的な修繕コストの抑制につながります。外壁に気になるひび割れを見つけた際は、専門的な知見を持つ株式会社明康へ相談することをお勧めします。

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