サーモグラフィ点検のメリットと費用相場|外壁診断や設備保守に役立つ非破壊検査の仕組み
建物の維持管理や設備の保守において、目視では確認できない異常を早期に発見することは非常に重要です。そこで注目されているのが、赤外線を利用した「サーモグラフィ点検」です。対象物に触れることなく、温度変化を可視化することで、雨漏り、外壁の浮き、電気設備の異常発熱などを迅速に特定できます。本記事では、サーモグラフィ点検の基本的な仕組みから、具体的な活用事例、他の点検手法と比較した際の優位性について詳しく解説します。株式会社明康が提供する高度な診断技術についても紹介するため、効率的なメンテナンスを検討されている方はぜひ参考にしてください。
目次
- サーモグラフィ点検の仕組みと重要性
- サーモグラフィ点検が活用される主な用途
- 他の点検手法と比較したサーモグラフィの優位性
- サーモグラフィ点検を依頼する際の注意点
- 株式会社明康による高精度なサーモグラフィ診断
- まとめ
サーモグラフィ点検の仕組みと重要性
サーモグラフィ点検は、物体から放射される赤外線を専用のカメラでキャッチし、温度分布を画像として表示する手法です。対象に接触せずに測定できるため「非破壊検査」の一種として、建築から工業分野まで幅広く採用されています。
赤外線カメラで熱の分布を可視化する技術
すべての物体はその温度に応じた赤外線を放射しています。サーモグラフィカメラはこの赤外線エネルギーを検出し、温度差を色分けされた画像(サーモグラフィ像)に変換します。例えば、外壁の中に水分が含まれていたり、断熱材に欠損があったりする場合、周囲との温度差が生じます。この差を視覚的に捉えることで、肉眼では見えない内部の不具合を特定できるのです。
早期発見によるメンテナンスコストの削減
建物や設備の問題が表面化してから対処する場合、大規模な修繕が必要になり、多額の費用がかかる傾向にあります。サーモグラフィ点検を定期的に実施すれば、異常の兆候を初期段階で把握可能です。重大な故障や事故を未然に防ぐことは、結果として資産価値の維持とランニングコストの抑制に直結します。
サーモグラフィ点検が活用される主な用途
この点検手法は、対象物の温度変化を捉えるという特性を活かし、さまざまな分野で活用されています。
ビルやマンションの外壁調査(建築基準法第12条点検)
建築基準法第12条に基づき、一定規模以上の建物は定期的な外壁点検が義務付けられています。従来は作業員が壁を叩く「打診調査」が一般的でしたが、現在では赤外線サーモグラフィを用いた調査も広く認められています。外壁のタイルが浮いている箇所は、内部に空気層があるため日光による温度上昇が早く、周囲よりも高温として検知されます。
太陽光パネル(ソーラーパネル)の異常検知
太陽光発電システムにおいて、一部のセルが故障して発熱する「ホットスポット現象」は発電効率を低下させるだけでなく、火災の原因にもなります。サーモグラフィを使用すれば、広大な敷地に設置されたパネルの中から異常箇所を瞬時に発見でき、メンテナンス効率が劇的に向上します。
電気設備・配電盤の過熱チェック
工場の配電盤や電気回路の接続不良、過負荷などは異常発熱を伴います。サーモグラフィ点検では、稼働中の設備に触れることなく、安全な距離から点検を行えるのが利点です。予防保全の観点から、電気設備の法定点検と併せて導入するケースが増えています。
他の点検手法と比較したサーモグラフィの優位性
サーモグラフィ点検が選ばれる理由には、従来の物理的な点検方法にはない明確なメリットがあります。
打診調査と比較したスピードと安全性
打診調査は確実性の高い手法ですが、壁一面を網羅するのに膨大な時間を要します。一方、サーモグラフィは地上や離れた場所から撮影するだけで、広範囲を一括してデータ化できます。また、高所作業を最小限に抑えられるため、作業員の安全確保という観点でも優れています。
足場を組まずにコストを抑えられるメリット
外壁調査において最もコストがかかる要因の一つが足場の設置です。サーモグラフィ点検は遠隔診断が可能なため、足場やゴンドラの設置費用を大幅にカットできます。部分的な補修が必要な箇所だけを特定してから足場を組むことで、無駄のない修繕計画を立てることが可能です。
サーモグラフィ点検を依頼する際の注意点
メリットの多いサーモグラフィ点検ですが、実施にあたっては専門的な知識が求められます。
診断精度の鍵を握る解析技術と経験
サーモグラフィで撮影された画像は、天候、日照、風速などの環境条件によって大きく変化します。単に撮影するだけでは「影」や「反射」を不具合と見誤るリスクがあります。正確な診断には、赤外線サーモグラフィ試験技術者などの資格を持ち、豊富な現場経験に基づく深い洞察を持つ専門家への依頼が不可欠です。
株式会社明康による高精度なサーモグラフィ診断
株式会社明康では、最新の赤外線サーモグラフィ機器と蓄積された診断ノウハウを駆使し、建物の健康診断をサポートしています。外壁の浮き診断から太陽光パネルの点検まで、目に見えないリスクを可視化し、適切な修繕提案を行います。Webサイトを通じて、実際の事例や詳しい調査フローも公開しておりますので、正確な現状把握を検討されている方はお気軽にご相談ください。
まとめ
サーモグラフィ点検は、非破壊かつ効率的に建物の安全性を確認できる優れた手法です。外壁点検のコストダウンや電気設備の事故防止など、その活用範囲は多岐にわたります。高精度な診断結果を得るためには、環境条件を考慮した高度な解析が欠かせません。株式会社明康のような専門性の高いパートナーと共に、大切な資産を長く守るための最適な点検計画を立てていきましょう。
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