抗菌床材の種類と選び方|衛生環境を向上させる床材の機能と導入のメリット

2022.07.23

抗菌床材の種類と選び方|衛生環境を向上させる床材の機能と導入のメリット

医療施設や福祉施設、さらには一般住宅においても、衛生意識の高まりとともに「抗菌床材」の需要が急速に拡大しています。床は建物の中でもっとも汚れが蓄積しやすく、ウイルスや菌の温床になりやすい場所です。適切な抗菌床材を選択することは、単に清潔さを保つだけでなく、メンテナンスの手間を軽減し、施設全体の安全性を高めることにつながります。本記事では、抗菌床材の仕組みや種類、導入時のポイントについて、床施工の専門家である株式会社明康の視点を交えて詳しく解説します。

目次

抗菌床材の基礎知識と抗菌の仕組み

抗菌床材とは、床材の表面に細菌の増殖を抑制する加工を施した製品を指します。通常の床材と比較して、菌が死滅するわけではありませんが、付着した菌が時間の経過とともに減少するように設計されています。

抗菌・抗ウイルス・防カビの違い

抗菌は「細菌の増殖を抑えること」を目的としています。一方で、抗ウイルスは「ウイルスの数を減少させること」、防カビは「真菌(カビ)の発生を防ぐこと」を指します。近年では、これら複数の機能を併せ持った多機能な床材も登場しており、用途に合わせて最適な機能を選択する必要があります。

銀イオンや光触媒による抗菌メカニズム

多くの抗菌床材には、銀イオン(Ag+)や銅、あるいは光触媒が活用されています。銀イオンは細菌の細胞膜を破壊し、代謝を阻害することで増殖を防ぎます。光触媒は、光が当たることで酸化力を発生させ、有機物を分解する特性を持っています。Web上の技術データを確認すると、これらの加工により、表面の細菌数が24時間で99%以上減少する結果も報告されています。

抗菌床材の主な種類と素材別の特徴

床材の種類によって、抗菌性能の持続性やメンテナンス方法が異なります。設置場所の歩行頻度や汚れの種類に応じて選定しましょう。

ビニル系床材(クッションフロア・長尺シート)

医療施設やオフィスで多用されるビニル系床材は、表面に抗菌コーティングを施しやすいのが特徴です。耐薬品性に優れる製品が多く、アルコール消毒を行っても性能が劣化しにくいメリットがあります。

木質系フローリング

一般住宅や福祉施設で人気の木質フローリングにも、抗菌加工が施された製品が増えています。天然木の質感を活かしながら、最新の塗装技術によって抗菌機能を付加しており、温かみと衛生面を両立させることが可能です。

タイル・石材系床材

エントランスや水回りに適したタイル床材では、釉薬(うわぐすり)に抗菌剤を配合したタイプが一般的です。耐久性が高く、長期間にわたって抗菌効果が持続する点が評価されています。

抗菌床材を導入する具体的なメリット

抗菌床材の導入は、単なる機能追加以上の価値を建物にもたらします。

施設内の衛生管理レベルの向上

目に見えない菌の増殖を抑制することで、二次感染のリスクを低減します。特に抵抗力の弱い高齢者が利用する施設や、不特定多数が利用する商業施設では、環境衛生を保つための強力なツールとなります。

掃除負担の軽減と美観の維持

抗菌加工が施された床材は、汚れが固着しにくい加工を併用しているケースが多く見られます。日常的な清掃で清潔な状態を維持しやすくなるため、清掃コストの最適化にも貢献します。

利用者や居住者への安心感の提供

SIAA(抗菌製品技術協議会)マークなどの認定を受けた床材を使用することは、その空間の安全性を客観的に証明することに繋がります。Webサイトやパンフレットで抗菌仕様であることを明示し、利用者の安心感を高めることができます。

施設別:最適な抗菌床材の選び方

用途に応じて重視すべきスペックは異なります。株式会社明康では、現場の状況に応じた最適な素材提案を行っております。

病院・介護施設に求められる性能

重歩行に耐えうる耐久性と、薬品耐性が必須です。長尺シートなどの隙間の少ない施工を選択することで、目地からの菌の増殖を防ぐことが重要となります。

店舗・飲食店での実用性

油汚れや水分が付着しやすいため、防滑性と抗菌性を兼ね備えた床材が望ましいでしょう。特に厨房周りでは、高い清掃性が求められます。

オフィス・一般住宅のトレンド

デザイン性が重視される空間では、タイルカーペットやフローリングタイプの抗菌床材が主流です。働き方改革の一環として、オフィス環境の衛生向上を目的とした導入事例も増えています。

株式会社明康が提案する高品質な床施工

株式会社明康は、床材の選定から施工、メンテナンスまでをトータルにサポートする床施工のプロフェッショナルです。抗菌床材の性能を最大限に引き出すには、適切な下地処理と精密な施工技術が欠かせません。現場ごとの課題を詳細に分析し、予算と目的に合致した最適な床環境を構築いたします。抗菌対策でお悩みの際は、ぜひ株式会社明康へご相談ください。

まとめ

抗菌床材は、現代の建物において不可欠な要素となりつつあります。素材ごとの特性を理解し、適切な場所に適切な施工を行うことで、長期にわたって清潔で安全な空間を維持することが可能です。見た目のデザインだけでなく、機能性に基づいた床材選びを行うことが、資産価値の維持にもつながります。

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