24時間換気システムの掃除方法を解説。放置するリスクと長持ちさせるお手入れのコツ
住宅の健康と住む人の快適な暮らしを守るために、24時間換気システムは欠かせない設備です。しかし、多くのご家庭で見落とされがちなのが、その内部やフィルターの掃除です。適切なお手入れを怠ると、換気効率が低下するだけでなく、アレルギーの原因となるカビやダニの増殖を招く恐れがあります。本記事では、内装工事や住宅メンテナンスを手掛ける株式会社明康の知見を活かし、24時間換気システムを効率よく掃除する方法や、掃除を怠ることで生じるリスクについて詳しく解説します。
目次
- 24時間換気システムを掃除しないことで生じる3つのリスク
- 掃除を行う頻度と適切なタイミング
- 自分で行う24時間換気システムの掃除手順
- 掃除を楽にするための工夫と注意点
- プロのクリーニングを検討すべきケース
- まとめ
24時間換気システムを掃除しないことで生じる3つのリスク
24時間換気システムは、家の中の空気を常に循環させ、シックハウス症候群の原因となる化学物質や湿気を排出する役割を担っています。掃除をせずに放置すると、住環境に大きな悪影響を及ぼします。
換気効率の低下と電気代の増加
フィルターにホコリが詰まると、空気の通り道が狭くなります。すると、システムが設定通りの換気量を確保できなくなり、部屋の空気がよどみやすくなります。また、モーターに負荷がかかり、通常よりも多くの電力を消費するため、電気代が不必要に高くなる原因にもなります。
カビやアレルゲンの飛散による健康被害
外気を取り入れる給気口のフィルターには、花粉や排気ガス、PM2.5などが付着します。これらを放置して湿気が加わると、フィルター自体にカビが発生することがあります。汚れたフィルターを通った空気を吸い込み続けることは、喘息やアレルギー性鼻炎といった健康問題を引き起こす一因となりかねません。
機器の故障や異音の発生
ファンにホコリが蓄積してバランスが崩れると、稼働中に「ブーン」「カタカタ」といった異音が発生するようになります。この状態を放置すると軸受の摩耗が進み、最終的にはシステムそのものが故障してしまいます。修理や交換には多額の費用がかかるため、日頃のメンテナンスが重要です。
掃除を行う頻度と適切なタイミング
24時間換気システムの掃除は、一般的に3ヶ月に1回程度が推奨されています。ただし、交通量の多い道路沿いや、小さなお子様がいるご家庭、ペットを飼っている環境では、1〜2ヶ月に1回の頻度でチェックすることをおすすめします。特に梅雨明けや台風シーズン後、花粉の飛散が終わる時期などは、汚れが蓄積しやすいため絶好の掃除タイミングです。
自分で行う24時間換気システムの掃除手順
家庭でも比較的簡単に行える基本的な掃除手順を解説します。作業前には必ずスイッチを切り、安全を確保してください。
給気口・排気口のフィルター清掃
各部屋の壁や天井にある給気口・排気口のカバーを外します。中にあるフィルターを取り出し、掃除機で表面のホコリを吸い取ってください。汚れがひどい場合は、中性洗剤を溶かしたぬるま湯で押し洗いをします。もみ洗いをするとフィルターが傷む原因になるため注意が必要です。洗浄後はしっかりと乾燥させてから元の位置に戻します。
ファン周辺とカバーの汚れ除去
浴室や洗面所に設置されている換気ユニット本体のカバーも、乾いた布や固く絞った雑巾で拭き取ります。ファンの羽根にホコリが付着している場合は、ブラシを使って優しく落としてください。無理に強い力を加えると、ファンの回転軸がズレて故障の原因になる可能性があるため、慎重に作業を行う必要があります。
掃除を楽にするための工夫と注意点
日々の負担を減らすためには、市販の「貼り付け用使い捨てフィルター」の活用が有効です。給気口の表面に貼っておくだけで、内部のフィルターが汚れるスピードを大幅に遅らせることができます。ただし、網目が細かすぎるものを選ぶと、かえって換気性能を損なう場合があるため、純正品や推奨品に近い性能のものを選定してください。
プロのクリーニングを検討すべきケース
自分でお手入れをしても異音が消えない場合や、熱交換素子(熱交換器)の内部まで汚れが入り込んでいる場合は、専門業者への依頼を検討してください。株式会社明康では、住宅の構造を熟知したスタッフが、専門的な視点からメンテナンスのアドバイスを行っています。特に築5年以上が経過し、一度も分解清掃をしたことがない場合は、ダクト内部の点検を含めたプロのクリーニングが推奨されます。
まとめ
24時間換気システムは、家族の健康を守るための「家の呼吸器」です。定期的なフィルター掃除を行うだけで、室内の空気質は劇的に改善され、機器の寿命を延ばすことにもつながります。3ヶ月に1回のメンテナンスを習慣化し、快適な住環境を維持しましょう。自分では落としきれない汚れや不具合が気になる際は、放置せずに内装やメンテナンスのプロにご相談ください。
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